シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~
シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~ » レンガの家とさまざまな工法の住宅性能を比較してみました! » 長期優良住宅とレンガの家のメリット・デメリット

長期優良住宅とレンガの家のメリット・デメリット

長期優良住宅のメリットとは?レンガの家とどちらが良い?

近年、長期優良住宅という言葉をよく耳にしませんか。この長期優良住宅とは耐震性、強度、メンテナンスのしやすさなど国土交通省によるいろいろな項目に対し厳しい審査をクリアした住宅のことを言います。国が認めているものですので、メリットしかないと思われるかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。まずは長期優良住宅のメリット・デメリットを見ていきましょう。そして実際に建てるならレンガの家と比べどちらがお得なのか比較してみました。

長期優良住宅のメリット

税制が優遇される

長期優良住宅の最大のメリットは税制の優遇にあります。

まずは所得税の住宅ローン控除。借り入れした住宅ローンの年末時点の残高に対して1%分が所得税から控除される制度です。

また、住宅ローンの要不要にかかわらず利用できる所得税の投資型減税。控除対象限度額650万円に対して1回だけ10%が所得税からの控除が受けられます。

また登録免許税の軽減、不動産取得税の軽減、そして新築住宅を建てた際は5年間固定資産税が1/2に軽減されるのですが、長期優良住宅の場合は軽減の期間が7年間になります。

国土交通省の認定基準が高いので高品質

長期優良住宅の認定には長い間暮らすための構造体と設備を備えていることや維持管理するための保全の期間や方法を定めていることなどが求められます。

長い間暮らすための構造体とは例えば耐震性、耐久性。構造体は100年保つ性能を求められます。維持管理とは10年、20年後に所々劣化した際、それに対するメンテナンスのしやすさ、リフォームのしやすさなどです。防水、給排水等の点検時期と補修内容の事前計画が必要です。

断熱性能や気密性などの省エネ対策が必要となりますし、周辺の環境などの居住環境も重視されます。

また、一戸建ては75平米以上という住戸面積の基準が設けられていますが、これは周辺エリアの状況により変動あり。

以上の点、厳しい基準が設けられているので品質の高い家になることはたしかです。

長期優良住宅のデメリット

家を建てるのに時間がかかる

当然、設備等も認定基準に合わせるために多くの手がかかることで工期が通常より長くなる場合が多いのがデメリットの1つ。ただし、長期優良住宅のノウハウを持っている工務店やハウスメーカーならば慣れているので、わりとスムーズに進むケースもあるようです。

申請にお金がかかる

長期優良住宅への申請にはお金がかかります。自分で申請すれば5、6万円くらいですみますが、工務店やハウスメーカーにお願いすれば数十万円ほどかかってくることもあります。優遇措置のプラス部分と比較してどちらがお得か事前によく検討しましょう。

建てるのにも、建ててからもお金がかかる

認定のために事前に計画した維持保全計画を遂行する必要がありますので、最低10年ごとの点検が発生。メンテナンス費用が必ずかかってくることになります。

そして、認定基準を超えるために耐震性や断熱性、点検口の設置などが必要となるので建てる上でのコストもかかってきますが、この設備に関しては今では家を建てるなら割と当たり前のものだと言えます。

レンガの家のメリット

ここまで長期優良住宅のメリット・デメリットを確認してきました。次はレンガの家のメリット・デメリットをご紹介します。長期優良住宅と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのが比較をしてみてください。

メンテナンスいらず

レンガの家はメンテナンスがいらないと言われています。本当にそうなのです。

実際にヨーロッパでは多くの家、建物がレンガで造られており、大きな修理必要箇所でない限り、メンテナンスはまったく行われていないのが実情です。材質にもよるのですが日本の一般的な住宅では外壁がどうしても年月が経つと痛んできますので、メンテナンスが欠かせません。しかしレンガの耐久性はとても高く、その寿命は100年以上と言われています。レンガは1000度以上の高温で焼き上げられてセラミック化しており、石よりも硬い状態なので劣化はかなり少ないのです。

100年以上前に建てられたレンガの建物が今も美しさそのままに残っているのを見ることができ、何世代にも渡って、美しいまま暮らし続けられるのがレンガの家の最大のメリットと言えます。もちろん、その間、基本的には外壁のメンテナンスは必要ありません。例えば沿岸地域に建てた場合も、塩害で外壁が痛む心配をしなくて済みます。

また、レンガの家で特に特徴的なのが外観ですが、外壁は年月が経つほどに美しくなっていきます。色が落ちていく、褪せていく様子もレンガの家の魅力のひとつとして考えられています。

機密性の高さから断熱性能が高い

レンガは耐熱性能がものすごく高いのが特徴です。それはレンガは焼かれて作られるものだから。陶器を焼く窯なども煉瓦で作られているように耐熱性能は抜群。

また、機密性にも優れているため、中の熱を逃しません。そしてレンガは日光などの熱を吸収しないという特性を持っているので、外からの熱の影響は受けにくいのも特徴。夏は涼しく冬は暖かいという室内の状況をつくってくれるのです。

強度が高い、耐震性も考慮されている

レンガは強度がとても高いので、豪雪地帯に建てたとしても雪の重みはまったく心配がいらないほど。

ただ、レンガと聞くと積み上げられているだけで、揺れなどに弱く崩れてしまうというイメージがある人が多いようです。耐震性が心配で検討から外してしまう人も多いとか。たしかに、ただレンガを積み上げただけならば揺れに対しては弱くなるでしょう。地震が少ないヨーロッパのレンガの家は、地震に強いとは言えません。しかし地震の多い日本では、レンガの家も日本仕様になっています。ポイントは建物を支える構造体とレンガ壁の隙間に空気が入る層をつくること。これで地震が起こった時でも、レンガの揺れと重みを構造体には伝えないようにしています。レンガもただ積み上げるだけではなくレンガの内部にステンレス筋を通すことで耐震性能を飛躍的に向上させています。

高い防音性能

レンガの家は防音性能がとても高いという特徴があります。レンガは音を通しづらい特性を持っていますので、外を走る車の音や人々の話し声などが響きにくいと言えます。そして内側からの音、つまりあなた自身の生活音も外に漏れにくいということでもあります。逆に木造建築の家では外からの音が気になってしまうことも多々ある上に、家の中の生活音が外に丸聞こえということも多くありますので、防音性能が高いのはレンガの家ならではのメリットと言えるのではないでしょうか。

レンガの家のデメリット

リフォームが難しい

レンガの家はレンガをガッチリと積み上げたものなのでリフォームや増築が難しいというデメリットがあります。したがって建てる際には将来的なことも考え綿密な設計計画が必要と言えます。 間取りを変えることはもちろん、エアコンの穴ひとつも開けることが難しく、また建て替えなどで解体する場合も大変な作業になり費用はおのずと高くなるのです。

施工業者が少ない

一般の木造建築と比べて圧倒的に施工業社が少ないのもデメリットのひとつ。近隣に工務店や施工業社がいないというケースも多々あります。レンガの家は日本では一般的ではなかったので職人さんの絶対数も多くはありません。レンガの家を建てる際には、レンガの家づくりの評判が高い施工会社やレンガの家専門の施工会社を選びましょう。

工期が長め

レンガを積み上げていく作業は精巧でとても時間がかかります。そのため一般住宅を建てるよりも多くの時間と、それに伴うコストがかかってきます。この点は長期優良住宅と重なるポイントです。工期はおよそ通常の建築より2ヶ月ほど多くかかるようです。

まとめ

レンガの家と長期優良住宅のそれぞれのメリット・デメリットを見てきましたがいかがでしたでしょうか。それぞれ特徴的なメリットがありましたね。

建ててしまえば終わりではない長期的な目線での考慮が必要です。環境への配慮などで、今、長期優良住宅は注目されていますが、認定基準の厳しさや時間がどうしてもかかることなど、まだまだハードルは高いと言わざるを得ません。メンテナンスの手間を減らしたいという方は、長期優良住宅よりレンガの家がおすすめです。

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