シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~
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木造軸組工法とレンガの家

木造軸組工法の家のメリットとは?レンガの家とどちらが良い?

日本で古くから採用されている木造軸組工法。日本全体の一戸建ての半分以上をこの工法の家が占めているというデータもあります。何より施工業者が多く、それぞれがたくさんの競争により洗練された商品を展開しているという歴史に裏打ちされたメリットがあるのが魅力ですよね。

しかし歴史という観点ではレンガの家も負けてはいません。最近ではレンガの家を建てる方が増えています。ヨーロッパの街並みを見れば、そのほとんどがレンガの建築物。見た目の優雅さから、レンガの家にあこがれる方の多いのではないでしょうか。ここでは木造軸組工法の家とレンガの家についてそれぞれのメリット、デメリットを挙げて検証してみました。

木造軸組工法のメリット

木造軸組工法は在来工法ともいいますが、昔から日本で特に採用されている工法です。まずは木造軸組工法のメリット、デメリットを見ていきましょう

競争を経た価格設定

木造軸組工法は昔から採用されてきた工法です。施工できる工務店も日本全国でたくさんあるので、品質、デザイン、サービスの競争とともに、価格の競争も行われてきています。そのため、価格面が比較的リーズナブルで充実したサービスが提供できるのです。

設計の自由度が高い

設計に自由度が高いのが木造軸組工法の特徴です。日本では狭い土地をうまくやりくりして家を建てているような場所がたくさん見られます。住宅街、とくに迷路のような細い道が幾重にも通っているような場所などは、大きな重機が入るスペースが確保できません。そんな場所でも木造住宅なら建てられるのです。狭い土地や形のいびつな土地を有効利用したいという方におすすめ。また、単純に自分の思い通りにデザインできるのも木造軸組工法のメリットです。

リフォームの際に間取り変更がしやすい

リフォームが割と簡単にできるのも木造軸組工法のメリットです。この工法の住宅は柱、梁、筋交などの軸をメインに建物を支えていますが、その軸を動かすことが容易にできるのです。このことでリフォームの際に、時代、そして現在の生活状況に合わせて間取りを大きく変更することが可能となります。ただし、建物を支える上でどうしても抜けない柱や壁もあるため、新築する際に確認しましょう。

施工できる工務店が多い

在来工法である木造軸組工法は施工できる工務店が数多くあります。そのため、評判や口コミ、価格などを比較がしやすいというメリットがあります。じっくり業者を吟味した上で工務店を選ぶことができるメリットは計り知れません。

木造軸組工法のデメリット

手がける大工による品質のバラツキ

木造軸組工法は他の在来工法などに比べて、大工さんの技量に依存する工法です。というのも、この工法では大工さんが施行する部分が大きい工法だからです。昔と比べ規格化されている部分も多くはなっているとはいえ、やはり建築現場での部材の加工などは必要となります。大工さんの技量次第で品質は大きく変わってくるのです。ちなみに最近では簡単に家を建てられる工法が浸透しつつあり、木造軸組工法に関して腕の良い大工さんが少なくなっているという話もあります。木造軸組工法で家を建てる際には、慎重に施工会社を選ぶようにしましょう。

耐震性能にバラツキがある

木造軸組工法は大工さんの技量に依存しているという話がありましたが、それは耐震性能にも関わってくる問題です。クオリティの高い木材を使い、腕の良い大工さんが施工すれば強い家は作れます。耐震性にこだわるなら、その点に力を入れている工務店を選ぶと良いでしょう。ただ、最近では木造軸組工法よりも耐震性に優れた工法が増えているため、他の工法も検討してみるのがおすすめです。

工期が長いことによるコスト高

木造軸組工法は大工さんによる作業の部分がとても多い工法です。部材一つひとつの加工も現場でやることが多いので、その分、工期がどうしても長くなってしまいます。そして、工期が長くなる分、大工さんのお給料などのコストが大きくなってしまうのです。また、建築部材も自由度が高い分、規格化されていないので材料費が多くかかってしまいます。とはいえメリットの部分でお話した通り、長い歴史の中で磨かれてきた価格設定で、自由度が高い割にはリーズナブルだといえるでしょう。

防音性が低い

木造建築の住宅は防音性が高いとはいえません。住宅街などを歩けば聞こえることもあると思いますが、生活音が漏れてしまっている木造住宅も決して珍しくないですよね。もちろんお子さんのピアノの演奏などは外に大きく漏れてしまうし、また、質によっては住宅内での生活音や、歩く音なども別の部屋に筒抜けとなってしまうという可能性があります。

レンガの家のメリット

次はレンガの家のメリット・デメリットを見ていきましょう。木造軸組工法と比較しどのようなメリット・デメリットがあるのかチェックしてみてください。

機密性の高さから断熱性能が高い

レンガは耐熱性能が高いのがメリット。レンガは1000℃を超える高温で焼いて作られていることからも、熱に強い工法であることが分かります。また、外からの日差しなどをはじき返し、熱を吸収しないという性質もあります。家の中の熱は逃さない、外の熱ははじき返して吸収しないという住宅に理想的な状況を作ってくれるのです。

メンテナンスいらずで長寿命

レンガの家はメンテナンスいらずと言われています。ヨーロッパの建築物を見るとわかるように、月日が経過するごとに色合いが変化していくのもそれぞれの味。数100年前に建てられた建造物が今も美しいまま、街並みをつくっています。

気候条件に左右されない

レンガは気候条件に大きく影響されないというメリットも持ち合わせています。例えば海の近くにレンガの家を建てたとしても、海風による塩害の影響を受けることはほとんどありません。また、雪が深い地域にレンガの家を建てたとしても、積もった雪の重みに耐えることができます。

防音性能も抜群

木造建築ではどうしても外への生活音の漏れ、逆に、外からの車のエンジン音や人々の話し声などが入ってくるという特性があります。一方、レンガの家では防音性が高いのが特徴となります。レンガは音を通しづらい性質がありますので、生活音が外に漏れずらく、騒音にも悩まされにくいのが特徴です。

レンガの家のデメリット

工期が長め

レンガを積んでいるシーンは想像できると思いますが、想像に違わずレンガの家はレンガをひとつひとつ職人が積み上げて作られるものです。したがって工期はどうしても長くなってしまいます。その分、職人さんの人件費などが余分にかかってしまうのがデメリットのひとつにあげられます。

ただし、コストパフォーマンスという観点から見ると、意外に高くないのがレンガの家の強み。木造建築に比べるとどうしても家を建てるのはお金がかかります。しかし、木造建築にはどうしても経年劣化を防ぐためのメンテナンス費用がかかってきます。それがレンガの家だとほとんどかからない。また、機密性の高さから冷暖房費も少なくてすむので何十年と長い期間で計算してみたら、実際には木造建築よりもコストが安くすむという場合がほとんどです。

施工会社の絶対数が少ない

近年人気のレンガの家ですが、その施工業者はまだまだ少ないのが現状です。今住んでいる地域、家を建てる建設予定地の近隣エリアにレンガの家を建てられる施工業者がないということもあります。

簡単にリフォームができない

レンガを積み上げて作られた家ですから、当然、リフォームや増築は難しくなります。レンガ部分を壊したり、穴を開けたりすることはできません。

また、解体するのも強度が高い分苦労があります。解体費用も木造住宅よりは高価になることは間違いありませんね。

そもそも建てる当初から増改築も将来的には視野に入れているという方には向かない工法です。ただし、内装のリフォームはまた別の話。間取りをがらりと変えるのは難しいですが、リフォームを楽しむことは十分可能です。

耐震性が低いイメージ

レンガを積み上げて作られるレンガの家は、地震で揺れるとガラガラ崩れるというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?昔ながらの工法で作られるレンガの家はご想像の通り耐震強度に課題を持ちますが、地震の多い日本ではレンガの家の強度を高める工法が発展しています。

レンガの家に力を入れている業者なら、当然耐震性について聞かれる機会も多いはず。レンガの家に興味があるけど、耐震性が不安という方はどのように耐震強度を高めているのか聞いてみるのが確実でしょう。

まとめ

レンガの家と木造軸組工法のそれぞれのメリット・デメリットを検証させていただきました。木造軸組工法、レンガの家、それぞれに良い部分がもちろんあります。家は一生に一度の買い物という方が多い中、目先のことだけにとらわれず数十年先の自分自身、そして家族の生活を見据えて工法を選ぶ必要があります。

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