エクステリア(外構)としてのレンガ
エクステリアとは、フェンスやウッドデッキ、駐車場、門扉など家の外回りのこと。ここでは、エクステリアにレンガを使用するメリットや、エクステリアにレンガを用いた事例を紹介します。
エクステリア(外構)にレンガを
使用するメリット
環境に優しく温かみのある雰囲気を演出できる
レンガは温かみがあり、優しい雰囲気を演出できます。更に環境に優しい素材なので、家の外回りを彩るエクステリアにピッタリです。
経年変化によって見た目に味が出て、長く楽しめるのもメリットのひとつと言えるでしょう。住まいとともにエクステリアが育っていくという感覚を持てる素材です。
断熱性や遮音性に優れている
レンガは断熱性に優れている素材のため、暑さや寒さを軽減させることができます。例えば、冬の寒い朝にアスファルトが凍ってしまっていてもレンガを敷いたアプローチは凍結していない場合も。
また、厚みがあるレンガは遮音性にも優れています。周囲の騒音を遮断する効果があり、家の外壁や塀として使う際に効果を発揮するでしょう。
色や種類が豊富で理想のデザインが実現可能
近年ではバラエティ豊かなレンガ素材が販売されています。同じレンガでも、色や形、種類の違うものを組み合わせることで、理想のオリジナルデザインに仕上げることができるでしょう。
レンガは組み合わせ次第で多様な独自性を演出することが可能です。オリジナルの庭やアプローチなどエクステリアのデザインにこだわりたい人にも嬉しい特徴だと言えます。
エクステリアにレンガを用いた事例
アプローチ

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レンガはさまざまな色や大きさがあるため、玄関アプローチに組み合わせて並べることでオシャレな導線となります。アプローチは頻繁に変える部分ではないため、長きにわたって経年変化を楽しめるでしょう。玄関までの導線を多少カーブさせれば、周囲の植物などをより引き立てることができます。
また、レンガは水を吸収する性質があるため水はけが良いです。そのため雨や雪が降っても滑りにくく、毎日通る玄関までの道のりの安全性を守ってくれます。
庭

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レンガを庭に敷いたりワンポイント使ったりするだけで、ヨーロッパ風の雰囲気の味わい深い仕上がりになるでしょう。レンガそのものに厚みがあるため、雑草の対策にもなります。
庭にレンガを敷く場合、コンクリートや磁石を使って基礎を固めることが重要です。土の上に直接レンガを敷くと、レンガが沈み込んでしまう可能性が。また、経年変化で色あせる場合もありますが、修理する際に同じレンガが手に入る保証がないことを頭に入れておきましょう。
花壇

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花壇にレンガを使うことで、色とりどりの植物をさらに美しく見せることができます。レンガを並べたり積み重ねたりするだけでオシャレな枠組みとなり、まるで外国の家のような印象の花壇を作ることが可能です。
また、レンガは通気性が良い多孔質と呼ばれる素材です。小さな穴が数多く空いていて、呼吸ができるため程よい水分供給や排水など効果があります。レンガを花壇に活用することで、土の水はけが良くなり根崩れを防ぐことができるでしょう。草花の生育に良い環境をもたらすレンガは、花壇の造成によく合う素材と言えます。
門柱・塀

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門柱や塀にレンガを使うことで、デザイン性に優れたエクステリアを実現します。レンガの重ね方によっては化粧窓やスリットをつくって採光性・通気性を確保することができ、圧迫感のある塀になりません。数種類の色を混ぜ合わせれば、オリジナルのデザインに仕上げることができるでしょう。
ただし、レンガは全体をモルタルで固定しているため部分的な修復ができないので注意が必要です。また、初期費用が高い点もデメリットと言えるでしょう。しかし、メンテナンスが必要ないためトータルコストの大幅な削減が可能です。