東北地方でレンガの家を建てる
レンガの家、と聞くとレトロな雰囲気のイメージがあり、最近の住宅にはあまり使われていないイメージがありますが、実はレンガの家は耐久性が高い、耐熱性や耐震性がある、蓄熱性が高いなどのメリットがたくさんあります。
寒さが厳しい東北地方の気候にも相性がよく、冬場は寒さを気にせず快適に過ごすことができます。
宮城県の特徴とレンガの家
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宮城県の気候は東部と西部で分けられる
宮城県の気候は、太平洋側の気候にある特徴が備わっていますが、東部と西部で大きく分かれます。前者は太平洋に面していることもあって海風の影響で夏はあまり暑くなりません。また冬も穏やかな傾向にあります。一方、西部は夏の暑さはさほどですが、冬になると降雪が多い傾向にあります。
仙台の平均気温は上昇している
宮城県の中心である仙台は、冬でも積雪がそれほどありません。東北地方にある仙台は、夏でも涼しいというイメージがありますが、実は仙台は昔に比べて暑くなったといわれています。その理由は、やはり地球温暖化による影響です。
また、仙台は戦後から高度成長期にかけ、急速に発展しました。田畑が住宅地に変わり、駅近くにはビルや商業施設が密集しています。エアコンや自動車の増加によって大量の熱が排出されるようになり、都市部はヒートアイランド現象を起こして気温が上昇しているともいわれています。
実際に冬日の日数が減少しているため、今後も平均気温が高い状態を維持していく可能性が高いです。
仙台をはじめとする宮城県のような気候でも、夏は涼しく・冬は暖かく、が可能なレンガの家なら、快適に過ごすことができます。1年を通じて快適に暮らせる家づくりなら、積みレンガの家がおすすめです。
福島県の特徴とレンガの家
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気候の特徴は3つの地域に分かれている
福島県の気候の特徴は、3つの地域に分かれています。
福島市がある中通りの盆地は、夏は蒸し暑く冬は冷たい風が吹き、雪も降る地域です。一方でいわき市のある浜通りは、梅雨と秋に雨が多く夏もあまり気温があがりません。しかし、冬も県内で一番暖かく、雪もあまり降らないのが特徴です。
3つ目の会津地方は、夏は涼しくなるものの、盆地では暑さが感じられます。また、冬は雪が多く気温も低くなるでしょう。
耐震性の高いレンガの家なら安心
レンガの家は、夏は涼しく冬は暖かく、福島県のどの地域にも対応するだけでなく、耐震性が高い点も魅力です。福島県は東日本大震災の記憶も新しく、安心して住める家を……と耐震性の高さを重視して家づくりをする人が増えています。
積みレンガの家は独立したレンガ壁になっているため、家全体にレンガの壁の重みがかからず、負荷が軽いことで耐震性の高い家が実現するでしょう。
岩手県の特徴とレンガの家
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岩手県は寒暖差が激しくなる
内陸は夏と冬、昼と夜の温度差が大きくなることが多く、岩手県の中心である盛岡市の冬は寒さが厳しいです。沿岸部は北部と南部で異なるものの、夏は涼しいものの冬の積雪はそれほどなく、内陸よりも寒くならないのが特徴です。
寒暖差が激しい気候でもレンガの家なら快適
レンガの家は、耐熱性や蓄熱性が高いため、夏は涼しく、そして冬は暖かく過ごすことができます。盛岡市のように温度差が大きな地域の家づくりには、レンガが最適です。
青森県の特徴とレンガの家
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青森県の気候は奥羽山脈を境に分かれる
青森県は、年間の平均気温が11℃と冷涼な地域です。また、台風が少ない地域ともいわれており、涼しい穏やかな気候が続きます。
海を三方に囲まれており、県の中央には奥羽山脈が県内を二分することから、気候の特徴は日本海側と太平洋側で2つの地域で異なります。
日本海側は、冬に湿った空気が山脈にぶつかって雪が降りやすくなる一方で、太平洋側は山脈が障壁となって乾燥している晴天の日が続きます。しかし、太平洋側は夏にヤマセの影響を受けやすく、低温で多湿の日が続くという特徴もあります。
気候の変化にも強いレンガの家
レンガは、気候の変化にも強く耐久性が高い建材です。その耐久性は半永久的で、数十年・数百年前のレンガの建物がまだ残っていることもあります。
気候の変化があると劣化しやすい建材もある中、積みレンガの家なら長く安心して住み続けられるでしょう。
秋田県の特徴とレンガの家
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秋田県は冬季の晴れ間が少ない傾向
秋田県の積雪量は地域によって倍近く差が出ることも多いです。夏場も気温が30℃を超えることはあまりないものの、高温多湿で過ごしづらいと感じることもあります。また、フェーン現象の影響も受ける可能性があるため、夏場の暑さにも注意しましょう。
寒さも気にならないレンガの家
雪が積もる地域=寒さも厳しい地域です。家づくりで意識したい蓄熱性の高さですが、レンガの家は蓄熱性・断熱性に優れており、外の寒さを中に持ち込まず、冬も暖かく快適に過ごすことができるでしょう。
さらに、夏場の暑さも中に持ち込まず、夏は涼しく過ごすことができる点も、レンガの家が秋田県での家づくりにおすすめのポイントです。
レンガで東北地方の気候にあった家造りを
東北地方は、県によってばらつきがあるものの、やはり冬は寒さが厳しく積雪量も多い特徴があります。寒さが厳しい地域だからこそ、家の中では快適に過ごせるように家づくりを工夫しましょう。
レンガの家は蓄熱性が高く、冬は暖かく・夏は涼しく過ごせる特徴があります。東北地方の各県の気候との相性もよく、レンガの家なら安心して暮らせる家づくりができるでしょう。