兵庫県でレンガの家を建てる
兵庫県は、本州のほぼ中央に位置している県で、瀬戸内海と日本海、2つの海に面しています。中国山地で北部・南部に分けられており、気候の特徴も異なります。
県全体で気候は比較的穏やかですが、常に安定しているとはいえず、気候の変化にも柔軟に対応できる家づくりがおすすめです。
兵庫県の特徴とレンガの家
について考える。
兵庫県の地勢の特徴
兵庫県は北が日本海、南が瀬戸内海に面しています。
2つの海に面していることから、海の影響を受けやすい気候が特徴的です。また、北部と南部では大きく気候が異なることも少なくありません。
兵庫県の気候は4つの地域に分けられる
中国山地を境として主に北部と南部で気候が異なりますが、さらに細かく地域に分けることができます。地域によって異なる気候の特徴を見ていきましょう。
北部
冬は日本海岸気候区の典型的な特徴を示します。また、年間降水量の3割近くが12~2月に集中するため、雲や雪の日が多くなります。
一方で夏はフェーン現象が発生し、最高気温が37℃以上になることもあります。
東南部
瀬戸内気候区の特徴を持ち、温暖で雨が少ない気候です。また、都市部特有の都市気候の特徴も現れます。雨が少なく乾燥しているため、暑さ・寒さがそれほど厳しくなりません。ただし、梅雨の時期は局地的な大雨が降ることもあります。
南西部
南東部と同じく瀬戸内気候区で、温暖で雨が少ない気候が特徴です。冬は晴天が目立つため、内陸にある平野部は放射冷却効果が高く、朝の冷え込みが厳しくなりやすいです。
淡路島
瀬戸内気候区ですが、南部は太平洋に面しており、太平洋岸気候区の特徴も合わせ持っています。梅雨の時期と台風の時期は太平洋から流入する気流の影響で大雨が降ることもあるでしょう。
神戸は穏やかな過ごしやすさ
兵庫県の都市である神戸市は、瀬戸内気候区の地域です。年間を通じて天気・湿度共に安定しているため、気候がとても穏やかです。夏はあまり気温が上がらず、冬はあまり気温が下がらない、そして降水量が少ない、と人々にとって暮らしやすい条件が揃っています。
ただし、地域によっては夏に天気が変わりやすいところ、浜風が吹いて冷え込みやすいところもあるため、気候に応じて対策を行いましょう。
大災害を防ぐために耐震性も要チェック
関西で起こった大災害といえば、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災です。震度7の揺れによって、死者や負傷者は5万人以上となり、住まいにも大きな影響をもたらしています。
高度経済成長を経た後に大都市をおそった地震として、とてもインパクトがあるものでした。
その際、耐震基準が厳しくなる前に建てられた古い木造家屋に被害が集中し、倒れた建物や家具の下敷きになって亡くなった方がとても多かったのです。
災害時、自分を守ってくれるはずだった家が被害をもたらす原因にならないように、家づくりをするときは災害に強い家づくりをおすすめします。
レンガの家は地震に弱いというイメージがあるかもしれませんが、実はレンガ中空積工法のレンガの家はとても耐震性が高いのです。
レンガ中空積み工法は、外壁をレンガの壁でカバーする工法です。外壁をレンガの壁でカバーすると、家全体にレンガの壁の重みがかからないため、躯体にかかる負荷が軽くなります。
最新の耐震工法で躯体を建築していれば、驚くべき耐震性能が実現できます。
また耐火性にも優れているため、災害時に発生した火事にも強い家づくりができるでしょう。
断熱性能は高い方がよい
温暖な気候の兵庫県なら断熱性能は高くなくてもよいのでは……という気がしますが、決してそういうわけではありません。温暖といっても、夏は暑く・冬は寒くなります。どんな気候であっても室内で快適に過ごせるように、断熱性能は高い方がよいのです。
レンガの家は断熱性能が高いため、夏は涼しく・冬は暖かく快適な暮らしができるでしょう。
積みレンガの家で耐震性に優れた家を
兵庫県はそれほど極端な気候になることは少ないですが、やはり夏は暑く冬は寒くなるため、気候に対応できる家づくりが必要です。
また、阪神・淡路大震災を経験している地域ということもあり、耐震性を重視して家づくりをしたいと考える方も多いでしょう。積みレンガの家は耐震性に優れているため、耐震性の優れた家づくりを検討しているご家庭にもおすすめです。