別荘としてのレンガの家
森の中や海沿いにこれから別荘を建てようと計画している人は、どのような外観デザインにするかイメージを膨らませているのでは?そのイメージの中にぜひレンガの家を加えてください。
100年耐えられるという耐久性を持ち、外壁メンテナンスの手間のいらないレンガの家は、デザイン的にも重厚で品格があって自然の中にたたずむ別荘にぴったりです。こちらでは子供や孫の代まで住み継ぐことができるというレンガの家の魅力について紹介していきます。
レンガの家が別荘として魅力的な理由
こちらでは別荘として建てるレンガの家の魅力について紹介していきます。
おしゃれなデザイン
レンガ風のサイディングを貼り付けた建物はよく見かけますが、本格的なレンガ積みの住まいと言うのは日本ではまだまだレアな存在です。他と一線をひく存在感のあるレンガの建物は、品格ある重厚さと落ち着いた雰囲気をまとっており目を惹かれるようなデザイン性を持っています。
また自然素材で作られているレンガは、別荘周辺の自然環境と絶妙な調和を奏でることもできるでしょう。レンガの色は一般的な「赤レンガ」だけでなく白や茶色、複数色を組み合わせるといったこともできるため、クラシカルからモダンなデザインまで楽しめます。
普段住んでいるマイホームと異なるテイストを持つ別荘で有意義に過ごせそうです。
メンテナンスの手間がかからない
レンガの家は魅力的な見た目だけでなく、メンテナンスの必要のない優秀な建材です。
モルタルやサイディングの外壁、あるいは別荘地で見かけるカナディアンハウスのようなウッディ調の別荘は建てられた当初は美しくても。紫外線と雨風の影響を受けて時間と共に変色や表面が剥げるといった劣化が起こりやすいのがデメリット。そのままにしておくと室内環境も悪くなるため、定期的なメンテナンスが必要となります。
しかしレンガ積みの外壁は、耐熱性と耐水性、耐摩耗性、紫外線等に強く、塗装や洗浄といった外壁メンテナンスをする必要が一切ないのが特徴です。
週末や季節限定で利用する別荘だからこそ、耐久性が高くてメンテナンスの手間のないレンガの家はとても魅力的です。
経年美を楽しめる
レンガの家の場合、外壁のメンテナンスの手間がいらないどころか、むしろ時間の経過とともに独特の重厚さと深い味わいが増してきます。その深い味わいと落ち着いた雰囲気は、使う人への安らぎを与えてくれるでしょう。
長寿命で長く住み続けられる
レンガ積みの家は耐久性があり、100年間住むことができると言われる長寿命の建物です。
先述のメンテナンスと重複しますが、レンガには耐熱性や耐水性、耐摩耗性、圧縮、紫外線等に強いといった多くの特性があります。そのレンガを外壁に使用するため、木造やコンクリート造りの住宅より屋内へ与える経年劣化の影響を抑えることができるのです。
メンテナンスフリーで手間がかからず、子供や孫の世代まで継続して住み続けることができるレンガの家は、別荘という用途に向いていると言えるでしょう。
別荘建築時の土地選びのポイント
こちらでは別荘と建てる時の土地選びについて紹介します。別荘の土地を選ぶときは業者任せにせずに、下記のようなポイントを踏まえて実際に足を運んで確かめてください。
季節ごとの特徴をつかむ
別荘を使う予定のシーズンだけでなく、その土地の春夏秋冬全ての時期の特徴を押さえておきましょう。これは将来的にいくつかのシーズンで使う可能性をチェックする目的だけでなく、別荘を建てる際の資材や設備を検討する必要があります。
例えば寒さが厳しい土地であれば、二重窓や断熱材の厚さや水道の凍結を防ぐための設備、豪雪地帯であれば屋根の作りを特別なものにしなければなりません。土地の特性によって発生するプラスアルファの費用は決して安くないため、土地を購入する前に知っておく必要があります。
利用や移動しやすい場所であるか
その別荘をある程度の頻度で使う場合は、自宅から移動しやすい場所であるかも考慮しましょう。ロケーションや景観にこだわりすぎ、移動時間が長かったり渋滞に巻き込まれやすい場所であると、行くのが少しずつ負担になって次第に別荘から足が遠ざかってしまいます。
また別荘地から食品や日用品を買えるスーパーなどがあるかといった周辺情報もチェックしてください。
別荘とセカンドハウスの違い
別荘とセカンドハウスは税制面で異なります。税制上、別荘とセカンドハウスには下記のような定義があります。
- 別荘…保養を目的にしたもの
- セカンドハウス…週末利用する、あるいは遠距離通勤者が平日に居住するための居住地(毎月1日以上居住していることが条件)
なぜこのような定義があるかというと、セカンドハウスは別荘と異なり税制上、固定資産税・都市計画税・不動産取得税の軽減措置がとられることがあるからです。これらの税を軽減したい場合は直接自治体に問い合わせ、所定の手続きを行ってください。
セカンドハウスローンとは
住宅ローンは契約者や家族が居住する住宅を取得するために組むローンで、一般的に1世帯あたり1軒の建物に対してしか組めないものです。しかし金融機関によっては、セカンドハウスのためのローンという金融商品を設定しています。
通常の住宅ローンより審査が厳しく金利が高いですが、事業所などのローンと比較すれば金利が低いのが魅力です。興味のある人は、取引銀行や専門家に相談してみましょう。
まとめ
レンガの家は優雅で品格ある見た目だけでなく、メンテナンスフリーの外壁で手間いらずです。耐久性など機能性にも優れているので、こだわりある別荘やセカンドハウスとして活用する魅力にあふれています。趣味の限りを尽くせるのは、別荘ならではの贅沢な醍醐味と言えるでしょう。