シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~
シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~ » レンガの家に関する疑問にお答えします! » レンガの家と地震

レンガの家と地震

レンガの家と地震の相性はよいのでしょうか?気になるレンガと地震の関係に迫ります。

レンガの家は地震に弱いって本当?

なぜレンガの家が地震に弱いと言われることがあるのか

レンガの家を建てたいという思いを抱いた時、すぐにレンガの家は地震には強いの?と言う疑問に必ず到達することと思います。それは地震大国である日本に住んでいれば当たり前のこと。そして多くの人が、レンガの家とは地震に弱い建築物だと思っています。それは海外で地震があった際に、ニュースやインターネットでレンガ造りの家が無残にも崩れ落ちている映像や写真をみたことからくるものでしょう。

しかし、このとき海外のレンガの家だからだという事実はほとんどの場合見逃されています。海外のレンガの家はレンガをただ積み上げて接着しているだけのものが多く、それが地震により簡単に崩れてしまっているのでしょう。しかし、日本は地震の多い国です。日本で建てられるレンガの家は地震に強いよう頑丈に作られています。

日本のレンガの家は地震対策が取られていること

日本で建てられているレンガの家は、しっかりと地震対策がとられています。日本には建築基準法があり、それは特に地震の多い国であることからとても厳しい基準が設けられているので耐震性の低い建物は建てられません。ヨーロッパから伝わったレンガの家ですが、日本では日本仕様として地震に強いレンガの家へと進化しているのです。

特に地震に強いのは木造住宅の構法を
取り入れた積みレンガの家

レンガの家と聞くと、ただ積み上げただけのものをイメージする人もいますが、日本で家を建てる際には建築基準法に則って、その基準をクリアしていないと建てることはできません。
日本ではたびたび大きな震災が起こって多数の被害が出ていることから、建築基準法はとても厳しくなっているので、レンガを積み上げただけの構造の家を建てることはできないのです。
そのため、レンガの家を建てる際にも、木造住宅などに用いられているツーバイフォーや在来工法などが採用されているので、木造住宅よりも耐震性が低いということはありません。

耐震性能があるレンガの家の
メカニズムってどんなもの?

積みレンガの家を建てる際には、その重さに耐えられるように基礎はコンクリートで固められていて、外壁には縦と横に頑丈な鉄筋を配しています。
積み上げるだけのレンガの家は、立方体のレンガが使われていますが、日本で使われているレンガは中心が空洞になっていてそこに鉄筋を通しているので、地震などの揺れで崩れることはないのです。
施工会社によって工法は異なりますが、揺れの影響を受けやすい部分には特殊な補強を入れたり、建物に加わる振動を基礎から逃がすよう工夫された工法などを採用しています。
震度6以上の揺れにも耐えられるよう、何度も耐震実験をおこなっていますので、その頑丈さは証明されています。
木造住宅と同じ工法に、さらに頑丈な鉄筋とレンガでできているので、従来の木住宅よりも丈夫だということがおわかりいただけたでしょうか。
耐震性に不安があった人も、安心してレンガの家を検討してみてください。

レンガ積みで施工している
各業者の耐震性アプローチ

ウィッシュホーム

ウィッシュホームではレンガの持つ高い耐震性に加えて、揺れのエネルギーの最大70%を吸収できるとされる制震ダンパーを採用しています。ゴムによって揺れを吸収する制震装置によって、より高い耐震性を実現。柱や梁、壁などは強度を保つことで「耐える」力を、制震ダンパーによって揺れのエネルギーを「制御」する、二種類の異なるアプローチによって地震に備えます。

幸健ホーム

幸健ホームでは在来工法と耐力面構造を合わせた耐震金物を採用。補強することで木造軸組み工法の耐久性がより高まっています。この工法をベースに、外側に断熱耐火レンガをくみ上げているのが特徴です。

鉄筋によって木造軸組みと一体となることで、いわば「ハイブリッド構造体」として実現。基本的にレンガは非耐力壁です。建物の構造的外力を受けない仕組みとなっているので、地震の際には大きな耐震性が期待できます。

フローレンスガーデン

フローレンスガーデンではツーバイフォーではなく、ツーバイシックス工法を採用しています。太い角材を使用することで、強度が高まっているのがメリットです。強度の高まりを受けて、耐震性も上昇しています。地震が起きた際、揺れを6面で受け止めることができるので地震のエネルギーの分散が可能です。

耐震等級3(消防署や警察署などの防災拠点レベル)をクリアしていることからも分かるように、高い耐震性を誇ります。床や壁、屋根。これらが一体となった構造だからこそ、地震のエネルギーと向き合うのではなく、上手くいなすことが可能となりました。

水戸建設

水戸建設のレンガの家は、エターナルウォール工法を採用しています。軟式レンガ壁工法とも呼ばれているもので、ガルバリウム鋼板を緊結構造へと加工し、レンガに固定。目地をモルタルで固める構造によって高い耐震性を実現しています。

三陽ホーム

三陽ホームのレンガの家は、非耐力壁を採用しています。独立したレンガを躯体から3cmほど離すことで、空気層を創造。これにより、躯体への負担を軽減が可能となるので地震の際には躯体にかかるエネルギーの軽減につながっているのがメリットです。

東京大学地震実験において良い結果となったことからも分かるように、住宅に必要な耐震性能を有していると言えます。すべての家に制震ダンパーを標準装備しており、余震にも耐えられるよう考えた家造りが魅力です。

ケンブリック

木造軸組み工法やツーバイフォーの外側にレンガを積み上げていきつつ、ステンレス筋入り組積構造によって強度をプラスしています。公的機関によって耐震性が証明されているのがケンブリックです。

また、素材に関しての耐震性はもちろん、お客の要望に対して真摯に答えるという姿勢を持っています。

イトーピアホーム

イトーピアホームは、基本的に木造軸組み工法で建てています。構造計算によって安全性を確認しているのはもちろんのこと、構造材の大きさや構造金物まで計算するのが特徴です。

構造材はカナダ産の混合樹種を採用。含水率19%に満たない乾燥材を使用することで、高い強度を実現しています。耐震を含め、「安心」にこだわりを持っている点も特徴です。シックハウス症候群の予防に断熱性や耐湿性など、細かい部分にまでこだわりを持っています。

せらら工房

せらら工房はおよそ180項目もの現場チェックを行っており、品質の高い家の提供を目指しています。耐震性に関わるチェックとしては、コンクリート強度調査がその一つです。コンクリートの強度を、自社でチェックしています。

第三者機関によって、住宅性能評価や基礎配筋品質効果もチェック。これらの姿勢により生み出される高い品質は、国土交通省より準耐火構造として独自認定を取得しています。施工は木造軸組み工法をベースに、セラミックレンガを手で積み上げ、かつ鉄筋に強金物を導入しているのがポイントです。

木造軸組み工法+鉄筋レンガ積みのW構造に加えて、基礎と土台や構造体をホールダウン金物などで支えます。もし地震が起きたとしてもヒビ一つ入れさせないと豪語するほどの耐震性が魅力です。

仁幸夢店

仁幸夢店はレンガの家が安全であることをアピールすべく、2008年7月に独立行政法人土木研究所にて巨大地震を1日に4回再生させる実験を行い、安全性の証明に成功しています。モデルとなったのは、阪神淡路大震災と中越沖地震です。これらが1日4回というシチュエーションの成功は、仁幸夢店のレンガの家が「地震に強い」ことを証明したと考えて良いのではないでしょうか。

特にエネルギーの120%、150%、実際に起きた地震以上のエネルギーをかけたものも含まれており、それでも成功したことを踏まえると、仁幸夢店のレンガの家の耐震性は「高い」と言えるでしょう。

ライフモア

ライフモアはレンガの家が地震に強いことをお客に理解してもらうべく、東京大学や国立情報学研究所とレンガの家がどれだけ地震に強いのかを実験しています。この実験はレンガの家が地震に強いことが証明されたことで、業界内で話題となりました。

ベタ基礎の上にレンガを積み上げ、かつ防シロアリ性能のある断熱材を使うことでシロアリ被害からも家を守ります。構造計算されたツーバイフォー工法と在来工法を一元化した二重の外壁構造に、構造計算された特殊コーナーを各コーナーに配置して耐震性を高めて言うのが特徴です。

天草ハウジング

天草ハウジングは、建物本体と同じベタ基礎の上にレンガを積んで家を建てています。その際、基礎に連結した鉄筋のレンガを通し、セメントで1つずつ補填。横に通した鉄筋を金物で連結するなど、地震対策を行っているのが特徴です。

セメントが乾くことでレンガ全体が「面」となり、かつ建物の構造体とは離れて自立していることから、構造体に外壁材の加重がかかりません。結果、耐震性をより高いものにすることで、大きな地震にも耐えられるだけの耐震性を持っています。窓の開口部には金属アングルにて補強を行っており、細かい部分まで耐震の意識を張り巡らせているのも住む側にとってのメリットです。

住まいの発見館

住まいの発見館は耐震と制震の双方から地震にアプローチしています。その一つが制振装置、「EVOLTZ」です。小さな揺れから大きな揺れまで、瞬時にエネルギーを吸収できるように開発されています。一般的な制振装置の場合、大きな揺れとなってから動き始めるのですが、EVOLTZでは小さな揺れでもエネルギーを吸収するようにできているのがポイントです。

決してEVOLTZだけに頼るのではなく、木造軸組みパネル工法、さらには地盤補強も積極的に導入しています。また、基礎は240mmまで地下に埋めて厚さを150mm(通常は120mm)で設定しており、数字だけを見ても耐震にこだわっていることが分かるでしょう。目に見えない細かい部分で、様々な耐震へのこだわりを持っているのが住まいの発見館の特徴です。

グリーンアンドハウス

グリーンアンドハウスの耐震性への対策として、「構造へのこだわり」が挙げられます。構法そのものも大切ではあっても、家の基本となる構造こそ重要なポイントとして掲げているのが特徴です。

構造体に対し、一般的な業者の2×4工法のおよそ1.2~1.3倍の木材を使用しています。輸入住宅をそのまま持ち込むのではなく、日本の風土・文化・地形などを踏まえて独自の技術を導入しているのが、グリーンアンドハウスの耐震へのこだわりです。

e-planning

e-planningの家は、耐震等級3相当を標準としています。レンガに関しては在来工法を上手く組み合わせることで、間取りの自由度に加えて耐震や防火など、災害に備えているのが魅力です。

独自のこだわりとして、地元の自然素材を使用しています。街の景観を綺麗にしたいという想いだけではなく、冬は寒く強い風が吹き荒れる栃木に耐えられる木材として選んでいるのがポイントです。日本有数の発雷地域でもある栃木は、関東地方ではあるものの北関東に位置していることで気候が関東中心部とは異なります。風土もどちらかといえば関東の中心よりも東北よりな気質を持っているのが特徴です。

「首都圏基準」ではなく、あくまでも「地元の基準」で考えて建ててもらえます。

近代ホーム

近代ホームは耐震性のために、屈強な基礎が重要と考えています。家そのものの耐震性も大切ですが、まずは屈強な土台を建てることに力を入れているのが特徴です。そのうえで耐力壁、水平構面、偏心率、耐力壁の直下率の4つのポイントを掲げています。

建築基準法を意識するのはもちろん、ただ単に柱や梁を太くするという考えではなく、バランスを重視。さらに耐力壁が有効に動くよう、水平構面を意識して施工してくれます。力の加わり方を理解し、剛性(物体の変化に対する弾性)も細かく計算してもらえるのがメリットです。どれだけの力がどのような角度で加わるのかを数値化し、適正値を見出して地震に備えた家が実現できます。

耐震等級最高値3を越える建築基準比「180%相当」を誇るのも、緻密な計算があるからこそでしょう。

レンガの家を手掛ける
注文住宅会社についてもっと詳しく
三兄弟が選んだ「積みレンガ」の家 エリア別おすすめ施工業者3選 施工事例と特徴をチェックする