シン・(3匹の)コブタ~コスパのいいレンガの家 施工方法比較~
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レンガの家の防音性は?

レンガの家は耐火性や耐久性などの機能性が高いだけでなく、防音性も高いという特徴を持っています。これから住宅を建てる予定であれば、住まいの防音性というのがどれほど重要であるのかということを知っておきましょう。レンガの家の防音性についても解説していきます。

住宅における防音性の重要さ

防音性の低い家では周囲の騒音が気になり、くつろぐことができなかったり勉強に集中できないといった問題が出てきます。こちらでは防音性の低い家で起こり得る問題を挙げていきます。

騒音はストレスの原因に

防音性の低い住宅に住むと睡眠や子供の学習能力などに悪影響を及ぼす可能性があります。例えば交通量の多い道路沿いや電車の線路沿い、駅周辺や商業施設、コンビニなど深夜まで営業しているお店の側、教育機関の施設の側などに住んでいる場合、夜遅くまで走行する車や電車、騒がしい声、駐車場のドアの開け閉めなどが気になり、睡眠障害や仕事に集中できないといった悩みが生じることがあります。

防音性の低い住宅に住む限りこのような騒音から逃れることができず、騒音ストレスが健康上の問題に発展するケースも出てきます。

騒音は近隣トラブルの原因に

防音性が低い住まいは、外からの騒音だけでなく自宅の音が外に漏れて、近隣住民とのトラブルに発展するケースもあります。

例えば家の中で子供がはしゃいでいる声や赤ちゃんの泣き声、犬の鳴き声、楽器の音などが近所まで届き、時間帯によっては苦情を受ける可能性も。こういった苦情は自分たちのストレスにも発展するので、自宅の防音性を高める工夫や対策を講じましょう。

音漏れはプライバシーのリスクに

防音性の低い住まいは「音漏れしやすい家」でもあるので、自分たちのプライバシーに関わる情報が外に漏れやすいというリスクも生じます。プライバシーが漏れるとご近所の噂話の標的にされるだけでなく、悪意ある人に家族構成や生活環境などを知られて予想のつかないトラブルに巻き込まれる可能性さえあります。

プライバシーのトラブルを回避するためにも、防音対策は必要です。

防音性が高いことのメリット

防音性の高い住宅に住むことは、前の項目で挙げたようなトラブルを回避して落ち着いた生活を送れることにつながります。

子どもの声が気にならない

防音性の高い家は、子どもがはしゃぐ声や音、赤ちゃんの夜泣きの声、ペットの鳴き声などが自宅から外へ漏れてしまうのでは、という心配とストレスがなくなります。声や音がうるさいからと、子供に向かって必要以上に怒ってしまうような険悪な雰囲気を避けることもできるでしょう。

在宅での仕事、勉強が捗る

外部からの煩わしい騒音は集中力を低下させますが、防音性の高い家は子どもの学習環境や在宅勤務している人たちの集中力を維持することができます。

外の騒音が気にならない

騒音というのは一度気になりだすとストレスが募る一方です。せっかくプライベートの空間にいるのに、リラックスできずに精神的にも体にも悪い影響を及ぼします。しかし防音性の高い家であれば、外の騒音を気にせずストレスフリーの生活を送れます。

住宅における防音対策

二重構造にする

木造住宅にお住いの方が騒音・防音対策を講じる場合、窓ガラスやサッシをリフォームする方法があります。

一般的な木造住宅の壁の厚みは14cm前後ですが、窓ガラスの厚みは3~5mm程度です。窓ガラスは壁より圧倒的に薄いためにどうしても窓から音が漏れやすくなります。

窓から音が漏れなくするには、既存の窓ガラスごと防音効果の高いものに替えたり、既存サッシの内側にもう一つサッシ(内窓)と二重窓にするといった対策をとれば、隙間音と透過音両方の防音対策ができて断熱性も高くなります。

ちなみにレンガの家は、木造の構造体の外側にレンガを積み上げるので、家全体が二重構造になっています。

防音材の導入

音は振動で伝わります。家を建てる段階であれば、壁に遮音材と制振材を入れることで防音対策が可能です。 リフォームであれば、壁の内側から貼り付けられる防音ボードや吸音材などもあります。プロの業者に頼むこともできますが、一部分であれば自分たちでリフォームすることもできますよ。

レンガの家の防音性

レンガの家の防音性について解説していきます。

まずレンガの家はレンガの厚みで音を遮ることができます。レンガ積みの家は木造の構造体の外側にレンガを積み上げます。レンガの厚みは依頼する工務店や予算によって変わりますが、だいたい7cm~11cmほど。そのためレンガの家の壁は「木造構造壁+断熱通気層+レンガの厚み」の3重構造となり19~23cmの厚みがあります。

一般的な木造住宅の壁の厚みは13~15cm程度なので、壁の厚みの差は歴然としています。

3重構造のレンガの家は、一般的な構造の住宅より防音性に優れているだけでなく、断熱性もあるため快適な室内環境を保つことができるのです。

防音性を活かした家づくり

防音性の高いレンガの家は、在宅ワークの人や楽器を家で奏でるような家族の住まいにピッタリです。

仕事部屋

在宅ワークの仕事部屋や書斎、お子さんの勉強部屋にレンガの家は適しています。

近所の騒音が聞こえたり家の中の音(掃除機やテレビの音など)が聞こえると、集中力が途絶えて仕事や学習の効率が悪くなります。在宅ワークの場合は、ネットのオンライン会議の内容が家族に漏れると困る場合もあるでしょう。そんなときに防音性の高い家と防音仕様を施した部屋があれば、仕事を家で行う人も周りの家族も窮屈な思いをせずのびのびと過ごすことができます。

音楽部屋

ピアノやバイオリンなどの楽器の習い事をしている人や音楽活動を行っている人、音楽鑑賞が好きな人などは部屋から外に漏れる音が心配だという人もいるでしょう。防音性の高い家と音楽専用の部屋ばあれば、音量や時間帯を気にすることなく音楽を楽しめます。最近は個人で気軽に楽曲を作って発信できるようになり、スタジオのような音楽部屋を施す人が増えているようです。

シアタールーム

映画の魅力は大きなスクリーンと臨場感ある音響です。レンガの家であれば基本的な防音性があるため、あとはシアタールームで使う部屋の防音性を高め機械を設置するだけです。音が他の部屋に漏れないよう防音扉なども必要です。

自分の住まいに作った音楽部屋やシアタールームで、好きな時間に思う存分音の空間を楽しみましょう!

まとめ

「木造構造壁+断熱通気層+レンガの厚み」の三重構造で施工されるレンガの家は、一般的な木造住宅より壁が厚くて防音性が高いのが特徴です。

自宅周辺環境の騒音や家から外へ漏れる迷惑音の悩みを解消し、年間を通して快適な生活を送れるレンガの家は、デザインを含めて大きな魅力がある家と言えるでしょう。

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